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6月から7月中旬に掛けては梅雨になり、天体観測できない日が多いと思います。しかしながら少ない晴れ間を見逃さずに星空観察を続けてくださいね。6月半ばには、土星が地球に近づき、夏にかけて本格的な観測シーズンに入りました。
6月は、1日が上弦の月(半月)です。9日が満月、17日が下弦の月 24日が新月になります。
全国的に梅雨入りして、晴天日は少ない6月ですが、金星は3日に明け方の空高く燦然と輝いています。観測シーズンのピークを迎える土星や、宵空に見える木星も見逃せません。

6月の天文現象カレンダー

6月1日(木)上弦の月 夕方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
6月3日(土)金星が明け方の空で西方最大離角 
6月4日(日)月と木星が近づいて見えます。月を目標にすれば、すぐに木星を見つけられるでしょう。 
6月9日(金)満月です。マイクロムーン スーパームーンの時とは逆に小さく見える満月です。
6月10日(土)月と土星が近づいて見えます。木星に比べると少し暗いですが、月を目標に土星を見つけて覗いてみましょう。今年の土星はリングが特別に綺麗に見えます。
6月11日(日)入梅
6月15日(木)土星が衝 太陽と180度反対方向に位置し、このころ地球に一番近づいて見える。夏休みまで見頃です。

6月17日(土)下弦の月 明け方の半月です。クレーターがとても良く見えます!上弦の半月とは光の当たり方が逆なので、望遠鏡で覗いて見ましょう。真夜中に東の空から昇ってきます。

6月24日(土)新月


6月の星空情報

⚫︎6月は土星がオススメ

美しく大きなリングを持つ惑星として知られる土星。そのリングの大きさは、リング上に地球を並べると20個も並ぶ程巨大なものです。そんな巨大なリングは、なにから出来ているのでしょうか。地球から見ると一枚の板のように見えますが、実はその正体は、無数の直径1mm以下から数十センチの氷を主成分とする小天体が同一平面上に並んでいるのです。先ほどその幅は地球が20個も並ぶほど巨大だと書きましたが、厚みはとても薄く数メートルから数十メートルしかありません。そのため、地球から見て土星のリングを真横から見る位置にくると、どんなに大きな天体望遠鏡を使ってもリングは見えなくなってしまいます。土星環の消失現象といい、次回は2024年に土星環の消失現象が観察できます。

土星は、とても大きな惑星なのですが、月の約4000倍も離れていて、地球からとても遠くにあるのです。ちなみに飛行機のスピード(時速800km)で地球を飛び立つと月までは20日で到達しますが、土星までは200年以上かかる計算になります。ですからそのリングは肉眼では見ることができません。リングの大きさは地球が20個以上並ぶ程巨大なものですが、とても遠いので、天体望遠鏡を使わないと見ることができないのです。

 人類が土星がいびつな形をしていることを発見したのは、天体望遠鏡が発明された400年程前の事になります。当初の望遠鏡は土星のリングを見るには性能が不十分で、人類で初めて望遠鏡で天体観測を行ったイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイは、いびつな形をした不思議な星と認識していたようです。そして、ガリレオの天体観測から50年後の17世紀後半になり、望遠鏡の性能向上でようやく土星のリングが見えるようになったのです。

 21世紀の今日では、その土星にも探査機が周回し、素晴らしい土星の姿を間近で撮影できるようになりました。1997年に地球を旅立ち、7年近くも飛び続け2004年6月30日に土星に到着、それ以来現在に至るまで13年も土星の周りを周回し調査を続けています。その探査も今年9月15日には、カッシーニ探査機自体が、土星に突入しその使命を終えますが、今は最後のミッションである土星本体とリングの間をくぐり抜けるというもっとも冒険的なミッションに挑戦しています。どんな素晴らしい写真が送られてくるのかとても楽しみです。

 その土星ですが、地球から観察すると、毎年リングの見え方が変わります。地球と土星の位置関係によってリングがほとんど見えなくなったり、また逆に土星本体をはみ出し、本体を取り巻くように見えたりと、約29.5年の周期で見え方が変化していきます。そして今年は十数年に1度、最も美しくリングが見えるシーズンとなっています。地球から見て、もっともリングが大きく開いて見える年なのです。初夏から秋にかけて土星の観測シーズンですし、ぜひ夏休みにその美しいリングを見て頂きたいと思っています。もちろん土星は、とても遠くにあるので、私たちが天体望遠鏡で土星を見ても、その姿はとても小さくしか見えませんが、今日では、ちゃんとした望遠鏡さえ手に入れれば、土星のリングは比較的小さな口径の天体望遠鏡でもはっきりと見る事ができます。宇宙にぽっかりと浮かぶ美しいリングをまとう土星の姿はとても感動的です。日本人の宇宙飛行士の多くが、幼少の頃、ちいさな望遠鏡で見た「土星のリング」をきっかけに宇宙飛行士を目指すようになった程、望遠鏡で見る土星の姿はとても小さく見えますが衝撃的なものなのです。

土星の見つけ方

今年の土星は、夏の星座であるさそり座といて座の間にいます。(領域的にはいて座の範囲)明るさも一等星の約2.5倍の明るさがあるので、木星ほどではないですが市街地でも簡単に見つけられるはずです。

6月1日 午前0時45分ごろ
6月15日 午後11時30分ごろ
7月1日 午後10時30分ごろ
7月15日 午後9時30分ごろ
8月1日 午後8時30分ごろ
8月15日 午後7時30分ごろ
8月30日 午後6時30分ごろ

東京以外の地方で見る場合は、北海道 マイナス10分 大阪プラス20分 九州 プラス40分の時刻に土星は真南の方角に見える事になります。例えば7月1日 九州で真南に来るのは午後10時10分ごろになります。

●木星はそろそろ観測シーズン終盤です。

こどもたちもまだ起きている夜8時から9時に南西の空に木星が見えています。来月になってしまうと、同じ時間にかなり西空低い位置に来てしまうので、まだ見ていない方は是非木星を見てください。土星のように、望遠鏡で観察できるリングはありませんが、土星ではあまり見えない表面の縞模様がちいさな望遠鏡でも観察できます。また木星の周りを回る四つの衛星も毎日見ていると位置が変わっているのが観察できるでしょう。

木星は南西の空に見えています。この時間帯に見えている星の中でもっとも明るく見えているので簡単に見つかります。夜空に見えている一番明るい星に望遠鏡を向ければ良いのです。

今月おすすめ
小さなネズミが宇宙へ飛んだ!夜ごと天体望遠鏡をのぞく小ネズミは、月は地球をまわる衛星だと発見。しかし、月はでっかいチーズと信じるネズミたちはとりあいません。そこへスミソニアン博物館から手紙がとどいて・・・。

アームストロング: 宙飛ぶネズミの大冒険 大型本 – 2017/4/15初版
トーベン クールマン (著), Torben Kuhlmann (原著), 金原 瑞人 (翻訳)

今回は、絵本を紹介したいと思います。とてもワクワクする絵本です。子供達のみならず、大人にも読んで貰いたいですね。

夜な夜な天体望遠鏡で天体観測をする子ねずみくん。その中でも彼が特に興味を持ったのは夜空に浮かぶお月さま。克明な観察記録を残し、仲間のネズミを集めて月の話をするが誰も興味を持つものはいない。彼は一人で宇宙を学び、勉強をし、遂には宇宙へ飛び立つ。一匹のネズミの大冒険を描いた絵本。
大人の本棚にも、お子さんにプレゼントしても良いと思います。本屋の店頭で見かけ思わず買ってしまった絵本です。絵本を自分に買うの何年ぶりでしょうか。

作者は、1982年ドイツ生まれのトーベン・クルーマン 経歴が異色の絵本作家です。ハンブルク応用科学大学で、イラストレーションとコミュニケーションデザインを学び、卒業制作として描いた処女作『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』が大ヒット27言語に翻訳され一躍有名絵本作家となったそうです。

本作『アームストロング: 宙飛ぶネズミの大冒険』は、彼の三作目。今後がとても楽しみな作家さんです。

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# by sakata_kazu | 2017-06-01 10:55
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秋田・田沢湖で、「天然記念物柴犬保存会」の展覧会があったので見学に行ってきた。
天然記念物柴犬とは、「縄文犬」ともいわれ、縄文遺跡から発掘された日本犬の頭骨にほぼ一致する骨格をもつ犬たちだ。
いわゆる日本犬のルーツである縄文時代にいた犬たちが、ここにきて復元されたといってもいい。
そんな犬たちが全国からあつまるので、ほんとうの意味での日本犬を見てみたかったのである。
縄文時代には、現在の天然記念物柴犬保存会の犬とほぼ同じ大きさの小型犬がいた。
さらには、現在の紀州犬に通じるような若干大きな犬もいたらしい。
しかし、どちらも頭骨の形は同じ形態をしていた。
そんな犬たちだから、獲物の臭いを敏感に嗅ぐことができるように吻はキツネのように長く尖っていた。そし
て、額が広く、額段がほとんどなく、歯も大きくてしっかりしている。
これは、まさにニホンオオカミとも特徴が酷似しているのである。
そんな犬だから、骨格がしっかりしていれば、ほとんどが同じような体型をして顔貌も似ていた。
目は三角で奥に沈み、耳は音を拾いやすいようにやや前傾にあって、足のバネがしっかり発達しているのが特徴だ。
そこまで見ていくと、小さいながらも野生味があって、これなら日本の山野を太古の昔から駆けめぐっていたであろうことが想像できて惚れぼれしてしまった。
これらの犬を、全国でしっかり保存運動をしている人たちも大勢いることがわかってこれまた勇気をもらえたし感心もした。
縄文犬は、やはり日本が世界に誇れる日本の「犬」、だと思う。

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# by sakata_kazu | 2017-05-31 14:22
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出番待ちの状態です。
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親方~~~どうですか~決めました。
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親方~~~どうですか~~~~。
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親方~~~疲れました~~~。


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# by sakata_kazu | 2017-05-30 11:52
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♥~♥~♥~♥~♥~♥~♥~♬^^;

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# by sakata_kazu | 2017-05-30 11:29
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すいませ~~~ん・・た・た・助けてください。誘拐されるような気がします。(^_^;)

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# by sakata_kazu | 2017-05-30 08:24
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柴保籍子犬の入手について

 柴保籍子犬の飼育を希望される方は、本部宛にハガキまたは電話、もしくはweb担当者宛メールでご連絡ください。折り返しご案内申し上げます。


出版物のご紹介


柴犬研究六十年』

柴犬研究六十年・表紙  天然記念物柴犬保存会創設者・中城龍雄著

 当会の創立者で、柴犬の純化と固定化に生涯を捧げた前会長(故人)の著述を編集した本で、当会の柴犬を中心とした日本犬・柴犬の起源と歴史、柴犬の飼い方、柴犬標準等についてわかり易く編集されており、犬の写真も豊富で柴犬についてのよい参考図書。(平成7年刊)

A5判上製,430頁,定価6000円


  • 天然記念物柴犬保存会(略称「柴保」)

    ・創立 1959年8月9日(昭和34年)

    ・創立者 中城龍雄(1904~1993)

    ・第二代会長 中城ツル

    ・会長  照井光夫

    ・副会長 鈴木榮一・黒井眞器

 

 ●本部所在地(平成16年4月に下記へ移転)

〒166-0011  東京都杉並区梅里1-21-24 都筑方

電話 03-3313-9829

●犬の登録以外のご相談は、当会副会長・黒井宛に御連絡ください。

・副会長:黒井眞器  電話 03-3718-0469 

     e-mail: webmaster@shibaho.net

  • その他の連絡先(本部以外)

    ・会長:照井光夫

      〒014-1201  秋田県仙北市田沢湖生保内字造道26-2

       電話/Fax. 0187-43-2553

    ・秋田支部長:高橋学

      〒019-1541  秋田県仙北郡美郷町土崎字上野乙1-57

      電話 0187-85-2120

    ・新潟支部長:佐藤晃一

      〒959-2805  新潟県胎内市大字下館368

      電話 0254-47-2090

    ・e-mail(本部宛・担当:黒井)

      webmaster@shibaho.net


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# by sakata_kazu | 2017-05-29 19:45
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ヘ~イ・カモ~~ン・・・(^_^;)

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# by sakata_kazu | 2017-05-29 19:28
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ん~~~この展覧会の緊張感がたまりません。

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# by sakata_kazu | 2017-05-29 19:14
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展覧会中。
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帰宅中。
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審査中
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歯を確認中
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念入りに確認中
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お披露目中
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警備中です。

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# by sakata_kazu | 2017-05-29 08:04
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ここが会場になります。
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天然記念物柴犬保存会(略称「柴保」)は、現在「柴犬」と呼ばれている太古の昔から日本の国土にいた犬を理想として純化し、保存する目的のもとに創設されました。

 柴保の理念に深い理解を持たれた、人類学者の故・長谷部言人博士に名誉会長の席について頂き、故・中城龍雄が理事長となり、理想の実現を目指すために日本古来の犬に近い資質を持った犬を選び出し、それをもとに、多くの協力者と共にたゆまぬ作出努力を数十年間重ねてきました。

 その結果、現在は日本犬小型(「柴犬」)の中でも、柴保の犬たちの頭骨は、額段がないか、あってもごく浅く、かつ大きな歯を持つという、縄文時代の遺跡から見つかった当時の犬たちの頭骨とよく似た特徴を備えるようになりました。(最近は「縄文柴犬」「縄文犬」などの呼称で表現されている場合もありますが、これらの名称は犬種名ではありません。)

 その感性、知能、運動性、毛質等の面でも、日本の自然界に適合した資質を持つこの犬たちを、多くの人々に更に深く知って頂き、後世へ引きついでゆくことが当会の責務と考えています。


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# by sakata_kazu | 2017-05-28 21:41

日本ダービーってそもそもどういうレースだ?ってことを解説していくとダービーは3歳馬のレース。3歳しか出られないレースで一生に一度しか出ることの出来ない貴重な一戦である。

3歳しか出ることが出来ないとはいえ同世代の8000頭とも言われる競走馬の頂点を決めるレースであり複数回のステップレースをかいくぐってきた強い馬が集まっている。

成長が早い馬なら2歳の夏から活躍していたりするがギリギリのプリンシパルステークスで切符をつかむ馬もいる。

3歳の同世代で争うG1レースは皐月賞、ダービー、菊花賞という3つのレースがありクラシックと言われている。この3つともを制することを三冠馬と呼ぶ。

ちなみに牝馬限定戦でも同じく3歳世代のクラシック三冠レースがあり桜花賞、オークス(優駿牝馬)、秋華賞となっている。

三冠レースの中でもダービーは東京競馬場の2400メートルというクラシックディスタンスで行われるレースであり、また意味合いが異なるレースでもある。

皐月賞は速い馬が勝ち、ダービーは運の良い馬が勝ち、菊花賞は強い馬が勝つと言われているように運の要素も強いのがダービー。実力だけで勝てるわけでもないのが面白いところ。

ダービーというレースは大昔から「すべてのホースマンの夢」と言われ続けており、ジョッキーはダービーを勝つと「ダービージョッキー」という称号を得られ、調教師は「ダービートレーナー」の称号を得ることが出来る。他にも厩務員にしろ馬主にしろ馬に関わる全ての人はダービーを夢見ている。それだけダービーというレースは特別なレースなのである。

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ゆり高原ホースパークは、鳥海山北麓の牧草地や森林に囲まれた絶好の環境にある乗馬クラブです。



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# by sakata_kazu | 2017-05-24 12:54

湯の台温泉 鶴泉荘

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背後には鳥海山がそびえ、周辺には湧水や滝の名所もある温泉宿がこちら。
温泉は硫黄の香りがほんのり漂う単純硫黄泉。
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今日のジャズ


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# by sakata_kazu | 2017-05-18 20:29

クマの本

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最近、購入した本です。
内容
クマと遭遇したとき、人間は生き延びるために何をすればいいのか。死んだふり、木に登る、リュックを置いて逃げるといった、巷に流れる俗説は有効なのか?「クマは師匠」と言うアイヌ民族最後の狩人が、アイヌの知恵と自身の経験から導き出した、超実践的クマ対処法を伝授。クマの本当の姿を知ることで、人間とクマの目指すべき共存の形が見えてくる。
犬の話もあり、勉強になりましたm(_ _)m

今日のジャズ



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# by sakata_kazu | 2017-05-17 21:43

がんばりました。

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ね~ね~この穴にボールが入りましたよ。 え~~~ホールインワンですか~~~(^_^;)
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今日のお立ち台は、(ドヤ顔の)あなたで決まりです。
優勝おめでとうございます。V(^o^)V



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# by sakata_kazu | 2017-05-10 20:36

5月の天体観測

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いよいよゴールデンウィークに入りました。今年のゴールデンウィークは、3日が上弦の月(半月)が宵の空にかかります。半月の時期は特に月のクレーターや山脈の起伏が良く見えます。また木星もこどもたちが夜更かししないでも観察できる時間帯に南の空高く上がっているので、木星の観察もオススメしたいです。夜半過ぎになると、月も沈み、月明かりの影響もなくなりますから、夜更かしをすれば、ひとあし先に夏の星座が観察できますし、海や山の夜空の暗い場所へ行けば、天の川を観察することもできます。
夜更かしのできる連休中に、夏の星空を先取りしてみるもの良いかもしれませんね。今月は取り立てて大きな天文現象はありませんが、5月は透明度があがり、晴れの日も多く絶好の星空観測シーズンですから、みなさんが星空観察を楽しまれることを期待しています。

5月の天文現象カレンダー

5月3日(水)憲法記念日 上弦の月 夕方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
5月6日(土)みずがめ座流星群が極大、月が明るいためあまり見えないかもしれません。
5月8日(月)月と木星が近づいて見えます。月を目標にすれば、すぐに木星を見つけられるでしょう。
5月11日(木)満月です。
5月14日(日)月と土星が近づいて見えます。木星に比べると少し暗いですが、月を目標に土星を見つけて覗いてみましょう。今年の土星はリングが特別に綺麗に見えます。

5月18日(木)水星が西方最大離角 明け方の西空で6月初旬まで比較的条件良く観察できます。
5月19日(金)下弦の月 明け方の半月です。クレーターがとても良く見えます!上弦の半月とは光の当たり方が逆なので、望遠鏡で覗いて見ましょう。真夜中に東の空から昇ってきます。

5月の星空情報

⚫︎ゴールデンウィークは、まず月を見よう!
ゴールデンウィークは、夕方に月が見えます。5月3日には上弦の半月になります。初めて望遠鏡を使う方は、満月に月を見ようとしますが、月の迫力のあるクレーターや山脈を見るには、実は満月は向いていません。
満月の時は、月のほぼ正面から太陽光が当たり、地形の影ができず立体感が出ないのです。
ですから、欠けている月が見えるゴールデンウィーク中は月のクレーターや山脈などの地形を観察するのに最適なのです。
月の欠けぎわは、毎日どんどん変わっていきますから、5月1日からゴールデンウィーク中の7日まで観察していると、毎日次々と新しいクレーターが見えてきます。

実は、望遠鏡が発明されて、翌年人類で初めて天体望遠鏡を作ったガリレオ・ガリレイが月を望遠鏡で覗くまで、月は神の創造物であるから、完全な球体で表面もツルツルであると考えられていました。ガリレオは、地球のように山や谷や窪みがあるその様子を驚きをもって報告しています。月を望遠鏡で覗くと、海と名付けられた灰色の部分とクレーターが沢山ある白い部分に分かれているのが分かります。
肉眼で見てもマダラ模様に見えるのはそのためです。海と名付けたのは、その部分が海と考えられたからです。これは実は窪地に溶岩が流れ込んで出来た地形なのですが、白い部分には沢山クレーターがあるのに対して、比較的のっぺりしているので、ガリレオをはじめ初期の天文学者は、月にも地球と同じように海があると考えたようです。

月は地球から、飛行機のスピード(時速800km)で行ったとしても20日ほどで到着します。太陽まではそのスピードですと約20年、土星までは200年以上かかるので、それと比較すると、とても近いところにあるのです。近いと言っても飛行機のスピードで約20日、そのスピードで地球一周すると2日ですから、それなりに遠いですが。地球に1番近い天体であり、地球の海の満ち引きは、主に月の重力の影響ですし、僕らが立っているこの地面も、月の引力で20センチも上下している程ですから、月の地球に与えている影響は、とても大きいのです。最近の一部の研究では、地球上で起こる地震の発生にも影響を与えていると主張する一部の学者さんもいるようです。

また、私たちの地球上の生物の進化にも、とても大きな影響を与えてきたと言われています。具体的に海の潮の満ち引きがなければ、ここまで進化できなかったとも言われています。

月の直径3476キロ(地球12756キロ)地球の1/4強の大きさですが、惑星のまわりをまわる衛星という観点からみると非常に大きい衛星です。太陽系最大の惑星は木星(地球の直径の11倍)ですが、その第三衛星のカリストは、太陽系内の衛星で最大の大きさを誇りますが月の1.5倍の直径に過ぎずちいさな惑星である地球の衛星であることを考えると、衛星としては月が異例な大きさで有ることがわかります。

 月は、多少の首振り運動をするものの、地球にいつも同じ面を向けています。地球上から月面を観測する限り月の裏側を見ることは出来ません。月の裏側の地形は、望遠鏡が作られてからも長い間謎でした。旧ソ連が打ち上げた月探査機ルナ3号が1959年10月7日遂に月の裏側の写真を電送し、月の裏側は地球から見える表と比べると大きく異なった様子で有ることがわかりました。月を地球から見ると、うさぎの餅つきとか女性の横顔やカニに例えられる模様が見えます。これは海(実際の海ではありません)と呼ばれる暗い部分が有るためですが、月の裏側には、この様な海の部分がなく、ほとんど全面が一様に白く輝いているのです。

 月はいつも同じ面だけを地球に向けているのでしょうか?よくある説明に「月が公転周期と自転周期が一致しているから」という説明があります。たしかに現象だけを見て説明すればそういう事になります。しかしながらこの説明は少し問題があると思います。たまたま自転周期と公転周期が一致したのでは無いと考えられるからです。

自転周期と公転周期が一致した理由は、なんでしょうか?

月は、回転楕円体ではなく。三軸不当楕円という歪んだ形をしている事が分かりました。三軸とはXYZの各軸の長さが異なっている楕円体です。このうち一番長い半径を持つ軸を地球に向けているのです。

 さらに色々と調べてみると、先程、月は表側と裏側とで表面の状態が大きく違うという事をいいましたが、月の内部構造も表側と裏側では大きく異なるのです。月の表側は、地殻が薄く裏側は地殻が厚いのです。地殻を構成する岩石は比重がかる斜長岩質です。月の裏側にあまりなく、月の表側に多く分布する海と呼ばれる暗い部分は、比重の重い玄武岩質で出来ています。月の重心は、本来の中心より2キロも地球よりにずれているのです。
 つまり月は三軸の内一番長い半径を地球にむけ、同時に重い面を地球に向けていると言うことになります。すなわち力学的に一番安定している訳で(起き上がり小法師のような感じ)その結果として、自転周期と公転周期が一致していると考える事ができます。

 月がどうして出来たか、様々な説があります。月の誕生は46億年前にさかのぼりますが、月の成因につい分裂説や捕獲説のほかにもいくつもの説があります。どの説も問題があり学者は激論をしてきました。近年は分裂説の一種で,火星程度の大きな天体が地球に衝突しその破片が集まり月が出来たとするジャイアントインパクトが有力な様です。先程の自転周期や公転周期のところで説明した様々な点を考慮し色々考えて見るのも楽しいでしょう。
望遠鏡で見える月の地形
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クレーター 例 コペルニクスクレーター
峡谷  例 アルプス峡谷
谷  例 アルフォンスス谷
海  例 静かの海
湖  例 善良の湖
沼  例 眠りの沼
入江 虹の入江
岬  例 フレネル岬
山脈  例 アペニン山脈
山  例 マラルディ山
尾根  例 バーネット尾根
断崖  例 アルタイ断崖

などがあります。

◯クレーター
クレーターは、円形や円形に近い大きな窪みで、天体衝突などによって作られる地形です。主に隕石・彗星・小惑星・微惑星などが月面に衝突して生成されます。18世紀から19世紀に欠けては、火山の火口であるとする意見が主流でしたが、人類が初めて月面に降り立ったアポロ計画で、宇宙飛行士が月面で集めてきた石を分析したところ、衝突の際に高圧で変成された岩石が見つかったり、採取した石の表面から直径1ミリ程の小さなクレーターが見つかった事などが決定的な証拠となり、クレーターの大部分は、天体衝突によるものとされています。

◯海、湖、沼
海や湖や沼は月の表面で薄暗い暗い部分に名付けられています。この海の部分を、月全体が入る倍率で天体望遠鏡で観察してみてください。(リンク先の月面図をご覧になっても構いません。)丸い形状の連なりから成っている事が分かると思います。実は海の部分は、月面に無数にあるクレーターを作った天体よりも、ずっと大きな天体が衝突してできた巨大なクレーターなのです。あまりに巨大な天体が衝突したため、月の内部から溶岩があふれ出してきて、巨大クレーターの内部や、低い場所に溶岩が貯まって固まったところが、海とか湖とか沼とか名付けられている地形なのです。

◯山脈
山脈 半月すぎから満月前に、望遠鏡で「海」を観察してみましょう。すると山脈が見えます。アペニン山脈やコーカサス山脈、アルプス山脈といった地形です。よーく見ると海を取り囲むように位置していますが、この山脈と呼ばれる地形は、海と名付けられた巨大クレーターの縁の部分になるのです。

主だった地形を観察してみましたが、月の表面の観察をもっとしてみたいという方は、月面図や月面のガイドブックを参照すると良いでしょう。

月の観察をよーくしておくと、地球から遠くて望遠鏡では、表面の様子が細かく見えない火星や水星、木星や土星や天王星や海王星の衛星の表面を捉えた探査機の写真を見比べると、月との表面の様子の違いなどからより興味深く、それらの写真を見ることができるようになります。そういう比較対象という意味でも、月の観察というのはとても面白いものなのです。


さて再び月面図を見てください。クレーターには、様々な地形に名前がついています。クレーターには、名高い天文学者や哲学者、数学者などの名前が付けられています。命名の大部分は、17世紀から19世紀に行われたため、天文学で国際舞台に登場していなかった日本人の名前は、月の表側の地形にはほとんどありません。
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唯一、地球から見える側に名前がついているのは、グリマルディという月の東縁のクレーターの北端のクレーターに「サへキ」と名付けられたのが唯一です。この名誉ある日本人は、なんとアマチュアの天体観測家である「佐伯恒夫」(1916~96)氏です。氏は50年以上にも渡り、惑星の観測を継続して行い、特に火星の観測で世界的に名が知られた観測家です。独学で天文学を学び、大シルチスの西に小さな明るい領域を発見や、火星表面の閃光(せんこう)現象の観測で火星に探査機が飛ぶ前の時代に大きな功績を挙げたのです。
ちなみに、2006年には、火星のクレーターのひとつにもサヘキの名前が付けられました。

また1970年には、地球から見えない月の裏側にも探査が進んだことから、月の裏側のクレーターにも日本人の名前が付いています。

畑中(武夫)日本の電波天文学の開拓者、平山(清次、信)、天体力学及び古暦の研究、太陽の理論的な研究、小惑星の観測や発見及び軌道決定、日食観測、天体物理学・恒星天文学及び測地学に多大な業績を残した。木村(栄)緯度変化のZ項を発見した。長岡(半太郎)日本の物理学者。土星型原子モデル提唱などの学問的業績を残した。、仁科(芳雄)日本に量子力学の拠点を作ることに尽くし、宇宙線関係、加速器関係の研究で業績をあげた。日本の現代物理学の父である。、山本(一清)天文学専攻としては国内8人目の理学博士で、アマチュアとプロの天文学研究の橋渡しに貢献した。これら7名の名字が月のクレーターに名付けられています。

⚫︎夜更けまでがんばれば、夏の星座や天の川、そして今年リングが特に美しい土星が見られます。
今年の土星のリングは、大きく開きとても美しい眺めになっています。深夜1時から2時ごろには、南の空に
見えます。一足先に観察したい方はぜひ夜更かしして望遠鏡で覗いて見てください。
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また、夜更かしの特典として、一足先に夏の星座と、夜空の澄んだ街灯の少ない海や山へ行けば、夏の天の川が観察できます。5月は晴れれば夜空も澄んでいますから、かえって夏になってから夏の星座を見るより、綺麗に見える事もしばしばあります。

下の星図は、5月初旬の午前2時半ごろの南から天頂(頭の真上)にかけての星空の様子です。この時間になると夜空は一足さきにすっかり夏の星座が主役になっています。6月初旬になれば、同じ空が午前0時半には見えるようになります。

⚫︎木星見ましょうね。

木星が先月衝になり、木星が地球に接近しています。

◯木星とはどんな天体か。望遠鏡で観察すると何が見えるのか。
木星は地球の10倍以上の直径の太陽系一大きなガス惑星です。まず小型の望遠鏡で観察してよくみえるのは、2本の筋目模様です。口径6センチの望遠鏡であれば、条件さえ揃えば数本の筋目模様を見ることができます。また大赤斑とよばれる木星大気の渦も見えることがあります。その動きを詳しく観測すると、木星の自転周期は僅か9時間50分ほどである事が分かりますが、地球の10倍以上の直径の大きな惑星がこのスピードで自転しているので、望遠鏡で観察すると南北が潰れた楕円形に見えます。細かい模様を見るには、ある程度の慣れが必要です。今期良く継続的に観察することがとても重要です。
下記の模式図ほど、細かい模様を見るには、少なくと10センチの口径と大気の落ち着いた好条件が必要となります。

口径5センチでは、2から3本の縞模様と、目を凝らせば衛星が木星の手前を横切った時に本体に落ちる衛星の影がぎりぎり見えます。↓
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↑(ラプトル50)これは気象条件がイマイチ(^_^;)

口径6センチで見えるのは、縞模様数本と縞模様の濃淡、四つの衛星と、衛星が木星の手前を横切った時に本体に落ちる影です。
口径8センチになると、4本の縞模様の濃淡やウネリ、衛星の影がくっきり見えるようになります。

10センチになれば、ここに表示している模様がほぼ見えるようになります。

ここに記した見える程度は、大気の揺らぎが少ない良好な条件と、日本製の高精度なレンズを使用している望遠鏡での見え方になります。またこれらの模様を見るには、ある程度観測になれる必要があります。何度も観察することによって、こうした模様を見る事ができる「観測眼」が鍛えられるのです。

⚫︎春の星座が宵の空に見えています。

冬の星座で黄道十二星座のひとつであるふたご座の東側には、同じく十二星座かに座がいます。かに座を含めかに座の東側が春の星座ということになります。春の星座を見つけるには、まずおおぐま座の尾っぽの部分にあたる北斗七星を見つけましょう。北斗七星のひしゃくの柄(え)の部分の曲がり具合そのままに、ずーっと伸ばしていくと、うしかい座のオレンジ色の0等星アークトゥルスが見つかります。さらにその曲線を伸ばしていくと、おとめ座の白い1等星、スピカが見つかります。。おとめ座のスピカが近くに輝いており、アークトゥルスのオレンジ色とスピカの青白い色の対比から、アークトゥルスとスピカは夫婦星としても知られ、アークトゥルスが男性、スピカが女性とされています。

またアークトゥルスは、固有運動が大きい高速度星として知られています。18世紀の天文学者エドモンド
ハーレーは、自身が観察したアークトゥルスの位置が、古代ギリシャで観測された位置と比較すると約1度(地上から見える月の直径で2個分)ずれていることを発見した。それはそれまで星座を構成する星は、動かないと思われていたので当時としては驚くべき発見でした。アークトゥルスは、今もおとめ座のスピカの方向に移動していて、数万年後には、アークトゥルスとスピカが非常に接近して輝くと言われています。
アークトゥルスとスピカにしし座の尾にある2等星のデネボラ(β星)を加えると大きなほぼ正三角形ができる。この3星を結んだ三角形を春の大三角といい。春の大三角の3つの星、アークトゥルス・スピカ・デネボラに、さらにりょうけん座のα星(りょうけん座で1番明るい星)3等星のコル・カロリを加えて結んだひし形を乙女座のダイヤモンドといいます。このコル・カロリは肉眼で見ると一つの星にしか見えませんが、望遠鏡で覗くと連星で二つの星が連なって見えます。やや暗めの星で市街地でなんとか見える明るさですが、春の大三角を見つければ、すぐに見つかります。


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# by sakata_kazu | 2017-05-01 06:35

散歩道の途中で満天の星


by kazu